#6. その気持ちがうれしい。アサヒ飲料“あったかさ続く十六茶”のやさしさに思うこと
10月になり朝晩は寒くなってきましたね。
お客様のところに訪問する際には、電車に乗る前に飲み物を買うのですが、先日は少し肌寒かったのでホットのお茶にしました。
見慣れないパッケージの商品があったので、手に取りました。
「アサヒ飲料“あったかさ続く十六茶”」
アサヒ飲料“あったかさ続く十六茶”をご存じですか?
ペットボトルのパッケージは、通常のフィルムと違いいかにもあたたかそうな手触りのコーティングがされています。
保温ラベルというようです。
この商品の改良によりどれくらいあったかくなっているのだろう、、、気になって調べてみました。
保温ラベルの開発背景
秋冬専用商品として、中身が冷めにくい不織布素材の保温ラベルを使用しています。当社の調査で判明した、ホットの無糖茶飲料に「温かさの持続」を求める声が多いことに着目し、一定の条件下で現行のホット専用「十六茶」(通常ラベル)よりも温かさが持続する※不織布素材のラベルにしています。
※:商品を55℃まで加温し、気温10℃の環境で温度変化を測定。現行品と比較して温かさ(液温40℃以上)が約1.3分長く持続し、最大で1.1℃の液温差を確認。
アサヒ飲料HPより
ん?!現行品と比較して1.3分長く持続すると書いてありますよね。
正直、「えっ!あんまりかわらないじゃん!」と思ってしまい、見間違いかな?と思って何度も確認してしまいました。
思ったほど保温時間は長く続かないのです。
なんかすごくないですか。強烈な持続効果のインパクトがあるわけじゃないのに、それでも温かさの持続を求める声にこたえようと商品を改良してくれたことに感動してしまいました。
私は電車に乗っている間、ずっとカバンの中に入れていたので口にしたときはぬるくなっていました。
なんか、申し訳ない気持ちになってしまいました。
でも、そんなさりげないやさしさに包まれ、十六茶の味も一段と優しく感じた朝でした。
今度から保温ラベルを買ったときには、このやさしさにこたえるべく、すぐに飲み切ろうと思います!
アサヒ飲料の企業理念とは
この企業姿勢には学ぶところがありますね。
普通だったら費用対効果を考えてやめてしまいそうなところなのに、少しずつでも改良していくなんて。
効率が求められる現代に忘れがちな大切な姿勢だと思います。
どんな企業理念なんだろうと気になりさらにホームページを見てみると、そういうことかと納得しました。
お客様の声を反映して商品を改善することを方針としているようで、ホームページではお客様の声から商品を改善した例がたくさん掲載されていました。
デザインを変更したり、印字の向きを変えたり、些細なことだけれどもそれなりに手間も費用も掛かりそうです。
保温ラベルを改良することは、アサヒ飲料にとってお客様の声を反映する当たり前の行動だったようです。
お客様を相手にサービスを提供するものとして、考えさせられました。
【アサヒ飲料ビジョン】
社会の新たな価値を創造し、我々の「つなげる力」で発展させ、いちばん信頼される企業となる
【社会との約束】
100年のワクワクと笑顔を。
人生100年時代を共に。あなたのココロとカラダに驚きや感動、そして、健康をお届けしたい。
いつも、そばに。これからも、ずっと笑顔を。
アサヒ飲料HPより
はい、言葉通り感動をいただきました。
信頼されたいと思ったらきちんと行動で示さないといけないですね。
“いちばん信頼される企業となる”と宣言する姿勢もすばらしいです。
お客様との信頼関係を築くために
お客様の声をありがたく受け止めることは、できそうでなかなかできないことです。
お客様の声を大事にし、一つ一つどうしたら実現できるか考えて、行動することでお客様との信頼関係が生まれます。
実際に改善した結果をホームページに掲載することにより、行動したことをきちんと伝える。
お客様の声を反映すると、反映してもらったお客様はうれしく思いファンになり、今度は応援してくれる。
批判的な意見ではなく、お客様目線のいいご提案をしてもらえるようになる。
さらに商品が改善され、お客様に信頼される企業となる。
いい循環が生まれますね。まさに会話のキャッチボールをしているようです。
まとめ
アサヒ飲料の企業理念から、お客様の声に答えようとする姿勢と行動に感動しました。
わが身を振り返るきっかけとなりました。
子供が大好きなアサヒ飲料のカルピス。甘く作りすぎるのであまり飲ませたくなかったのですが、子供が親のためにカルピスをつくるとオキシトシン(幸せホルモン)の分泌が多くなるそうです。(アサヒ飲料HPより)
コミュニケーションにも良さそうですね。さっそく作ってもらおうと思います。