#7. ”かかりつけの歯医者さん”から考える選ばれる理由

いつも通っていた歯医者があったのですが、子供を出産してから子連れでも行ける歯医者を探すようになり、そこから歯医者難民になりました。

歯のクリーニングで行っただけなのに高額な治療を勧められ、その日のうちに詰め物をとられてしまったことがあり、歯医者さんが苦手です。(私の意志の弱さもありますが・・。)

でも、いまではかかりつけの先生がいて指名して治療をしてもらっています。

歯医者ってたくさんあるので、どうやって決めたらいいか難しいところです。

私自身も全国に8万人もいる税理士の中から選んでいただかないといけないので、どういう人が選ばれるのか、私が今の先生を選んでいる理由を思い浮かべながら考えてみました。

腕がいいかわからないからこその信頼関係

歯医者さんの腕の良しあしって、素人にはわからないものです。

腕がいい先生にお願いしたいけれど、判断する基準がわかりません。

やはり最終的には、人柄で選んでいるのではないかと思います。

自分の大切な歯をお願いするのですから、歯医者さん自身を信頼しているかどうかは大切だと思います。

私のかかりつけの先生は、寡黙なタイプでぺらぺらと話すことはありません。

声も小さく、よく聞こえません(笑)口数が少ないので、重要なことしか言いません。

治療の際には、「もし自分の歯だとしたら、詰め物を取り替えないでこのまま使いますね。」等、自分だったらどうするかを伝えてくれます。

こういった信頼できるコミュニケーションを取れるのはすごいなと思っています。

歯医者として治療を勧めるのではなく、自分の歯だったらどうするかといったことを伝えてくれる方はなかなかいないのではないでしょうか。

信頼関係って口数が多い少ないとは関係ないんですよね。

相手にあったサービスを提供してくれる

かかりつけの歯医者さんには、以前ほかの歯医者さんで抜歯してブリッジをするよう勧められて嫌だったという話をしたことがあります。

その先生は、自分の歯を抜いてブリッジの治療をしなくても済むように、根管治療をしてくれました。

そのせいもあるかもしれませんが、自由診療を勧められることはありません。

先生自身も自分の前歯は保険治療の白い歯で、15年以上使っていると教えてくれました。

「ちゃんとケアしてあげれば、長持ちするんですよね。」と。

この点は個人の価値観で分かれるところかもしれません。

審美性を求める人であれば、最新の自由診療を勧めてほしいと思うでしょう。

どちらにしても、患者の価値観に合わせて治療方法を提案してもらえると安心しますね。

先生にとっても自分の価値観と患者の価値観が近いほうが治療しやすいと思います。

治療することで症状が改善しているか

この歯医者さんに出会ってから、マウスピースを作って就寝時につけています。

以前からよく歯茎が痛むときがあり、歯医者さんでみてもらうと虫歯ではないことがよくありました。

原因は日中や就寝時の歯の食いしばりや姿勢の悪さではないかということでした。

そんなこと言われたことが初めてだったのですが、実際に就寝時にマウスピースをつけるようにしてから歯茎が痛くなる頻度が減りました。

今でも日中集中しているときなど無意識に食いしばりをしてしまうようで、たまに痛くなってしまうことがありますがすぐに歯医者へ行って消毒をしてもらい大事に至りません。原因がわかっているので、安心します。

こういった歯以外の知見を持っている歯医者さんって意外に少ないように思います。

違う視点からもアドバイスをもらえると、よく見てくれているなと信頼度はアップします。

また、痛みの出る頻度が少なくなったということは”いい歯医者さん”という証拠かな、と思っています。

歯医者でも税理士でも、お願いすることによってその後の状況が改善しているかは重要視される部分です。

まとめ

自分の仕事がお客様目線でみてどうであるか確認するために、信頼する歯医者さんを思い出しながら信頼関係を築くポイントを考えてみました。